活動レポート

岡山大学 Alumni(全学同窓会)
グローバル人材育成支援事業 グローバル人材自己啓発奨励金事業 体験レポート

岡山大学 農学部 総合農業科学科 2年
網師本遊羽

 

CEC International Volunteer Program in Cebu
(2025.09.11~09.17)

1. 概要

 今回の夏季休業を利用して、CEC海外ボランティア活動に参加してきました。参加したきっかけとして、貧困なスラムをテレビで見てから、ずっと興味を持っていました。スラムの現状を自分の目で見て、現地の人の生活や社会問題について理解したいと思ったからです。また、直接現地の人と交流することでしか得られないものがあると考えたからです。様々な活動を通じて、今までとは価値観が大きく変わる経験になりました。

 

2. 活動内容

 CECのプログラムでは多くの活動先がありますが、その中でも私はセブを選びました。セブは公用語が英語なので、自分の英語力が試せるという点が魅力的でした。また航空費用もアジアのため手が届きやすかったからです。参加前にはzoomの説明会があり、不安なことを質問できたので、不安感少なく参加できました。
 初日は移動日で夜についたのですが、空港までバディーの人が迎えに来てくれて、ホテルに移動しました。次の日の朝に活動のメンバーとオリエンテーションがあり、その後から活動が始まりました。お昼ご飯をモールで食べた後、教会に行くスタディーツアーとストリートチルドレンに会いに行きました。匂いと町の人からの視線など日本と違うことばかりで驚きしかありませんでした。3日目はマザーテレサ孤児院に行きました。孤児院という言葉は聞いたことがありましたが、実際に行ったのはもちろん初めての経験で実際にあるのだなと驚いたとともに、何があって孤児院に行くことになったのか疑問を抱きました。フィリピンは性暴力でできた子供でも、中絶することは犯罪になります。それによって生まれた子供が孤児院に預けられていると知りました。中絶は犯罪とされており、簡単に触れていい話題ではありません。ここで、国によって価値観や文化は大きく異なることを実感しました。その後、バイクタクシーに乗って山村スラムに行きました。バイクに乗るのも初めての経験だったので、とても刺激的な一日でした。その次の日はCECが支援している小中高一貫の学校に行きました。貧しい中から賢い子をピックアップして支援していて、子供たちがみんな英語はもちろん日本語も上手で、感動しました。そのあと、海上スラムに行きました。ごみ山スラムも行ったのですが、どの光景を切り取っても日本の生活と比べて信じられない光景ばかりで言葉が出ませんでした。スラムに行ったときに子供たちに遊び道具を寄付したりしたのですが、この日本人からの寄付に依存しているなと感じました。長期的な目で見た時、寄付は短期間の支援にしかならず、現地の人のためにもならないのではないのかなと考えました。

 

3.今後の展望

 海外でボランティア活動を初めて挑戦してみて、直接見ることでしか学べないことが多くあるなと感じました。ボランティアに参加することで、現地の人になにかしら貢献できるかなと考えていましたが、実際は一時的に食料や物資を提供しても、長期的な貧困解決につながらないと痛感しました。また、スラムへの援助は、頼りすぎて、支援がないと何もできない状態を作る可能性があることも学びました。さらにバディーの人から、スラムの中でも援助を受けられる人と受けられない人の格差が生まれている現状があることも聞きました。今回の活動で大きく価値観が変わった点として、善意で援助をしてもやり方を間違えると依存・不平等などを招く可能性があり、住民自身が成長できる自立型の援助が大切だということです。行動をするときは自分の善意だけではいけないとわかったので、今後に生かしていきたいです。最後に、スラムの生活を見てみて、日本での生活がどれだけ恵まれているかを実感しました。様々なことに感謝を忘れずにしていきたいです。

 


山村スラムでの写真


海上スラムでの写真